お知らせ情報
新耐震基準(木造住宅)の耐震性能検証方法が公表されました。
昨年4月に発生した熊本地震では、多くの建築物に倒壊等の甚大な被害が発生しました。その後、「熊本地震における建築物被害の原因分析を行う委員会」は、新耐震基準導入(昭和56年6月1日)以降の木造住宅のうち、接合部の仕様などが規定される前(平成12年以前)の在来軸組構法の住宅については、「被害の抑制に向けた取組みが必要」と報告書をまとめました。
この度(一財)日本建築防災協会は、昭和56年6月1日以降、平成12年5月31日までに建築された在来軸組工法の住宅で、平屋又は2階建ての建物に於いて、耐震診断(一般診断法)まではいかない、比較的軽微な「所有者等による検証」と、これにより判断ができなかった場合に実施する、「専門家による効率的な検証」(一般診断法に準じた方法)を示しました。
これは、所有者自らが行える簡易的な検証法と、写真を活用した効率的な耐震診断を行う事で、専門家が現場調査を実施する前段階の調査方法を明示した形となります。弊社では、この「所有者等による検証」を、「カーロの住宅診断」実施物件へ標準的に導入してまいります。